2022年4月25日

2022年4月25日

                      三 笠 幼 稚 園

 4月の満月は「ピンクムーン」と呼ばれ、今年は4月17日の3時55分。天気予報によると、月がピンク色をしているのではなく、あたたかくなってきて花々が開くことから名づけられたムーンネームということです。その前日の夕方、ミサが始まる前でしたので私は教会で月の出の時間帯に大きな月を見ることができました。特別な日でして、日没後には各地のカトリック教会で復活の聖なる徹夜祭が行われていました。イエス・キリストのご復活を記念してささげられるミサのことです。毎年、春分の日の次の満月の後の日曜日が復活祭(イースター)と定められています。クリスマスのように同じ日にお祝いする祭日ではないのです。イエスさまのご復活は、教会に集う人たちの信仰の中心になっています。イエスさまのご復活の出来事は神さまの御業であり人間に出来ることではないのですから、わたしたちには理解するのが難しいところであります。イエスさまの弟子たちも近くにいながら、ご復活のことがすぐに分かりませんでした、それから、目の前の大切な人が失われたともなれば、心に穴が開いたかのように気持ちが何もついていかなくなってしまうことがあるわけです。弟子たちはイエスさまが教えてくださることや言っていることを弟子たちなりに知りたいと努めていましたし、イエスさまの愛について今は分からないけれどイエスさまのことが大好きでもっと一緒にいたかったのだと思います。そんな方が目の前からいなくなってしまったのです。わたしたちにも、大切な人を失ったり自分にとって受け入れられない出来事を前にしたときには、この悲しみや苦しみを抑え込もうとしたり何とか落ち着かせようとします。元気が出ないし虚しさを感じてしまったり、なかなか前向きになることができずにいるのは無理ないことです。逆に、自分にとって本当に大切な存在だし大切なことだからと言い換えることが出来ます。自分の理解で消化しようとする弱さがわたしたちにはあるのです。そんなときに、イエスさまは全てを受け入れてくださいます。ついていけない弟子たちをイエスさまは受け入れて、弟子たちのペースを理解しながら優しく信じさせてくださいます。復活のイエスさまは直接関わってくださるのです。弟子たちはまるで生まれ変わったかのように元気と力強さがみなぎって、生き生きとした姿になりました。イエスさまを伝える者となっていったのです。いのちの躍動を感じさせてくれるこの季節、神さまの守りがあることに力づけられて過ごしたいと思います。

                                                      宗教主事 祖父江 優太神父

2022年5月24日