2022年1月11日

2022年1月11日

三笠幼稚園

 2021年の暮れにあたり、この一年も昨年に引き続いて感染症に苛まれた年だったように思います。そんな中にあって、今年もクリスマスを迎える時期となりました。不安がつきまとう日々は、暗闇を歩んでいるかのように感じさせます。大昔に預言者イザヤの言葉を聞いていた人たちは、まさに「闇の中を歩む民」でした。大国の支配下にあって苦しんでいたからです。「闇の中を歩む民は、大いなる光を見 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた」(イザヤ9・1)。預言から何百年も経った後に現実の出来事(救い主の誕生)となったことを考えると、人々は想像を超える忍耐を通して救い主の到来を待ち望み、ご降誕を祝う喜びがもたらされたことになります。そうは言っても、苦しみのさなかで救い主が与えられることを聞いたときには光が見えてきたことでしょう。「きょう わたしたちのために救い主が生まれた」。ルカ福音書では、マリア様とヨセフ様のもとでお生まれになったイエス様が布にくるまって飼い葉桶の中に寝ていることを天使が羊飼いたちに告げ、あなたがたへのしるしであると言います(ルカ2・12)。そのことを素直に受け入れることができた羊飼いたちは、逸早くクリスマスをお祝いすることになりました。弱い幼子の姿をもってお生まれになったイエス様を通して示されるのは、救いは力によらず愛といつくしみによるということです。イエス様はわたしたちの苦しみや弱さを知り、伴ってくださいます。イエス様が共にいてくださるのなら、どんな時も心はクリスマスの喜びです。神様のお恵みが豊かに注がれますように、良いクリスマスと新年をお祈り申し上げます。

                   宗教主事 祖父江 優太神父

2022年1月12日