2020年10月26日
三笠幼稚園
11月は慰霊のため祈る聖月です。(死者の記念)
わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、力あるものも、高いところにいるものも、近いところにいるものも、他のどんな被造物も、
わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、
わたしたちを引き離すことはできないのです。
<ローマ8、38-39>
カトリックの教理
「死者のためのわたしたちの祈りは、死者を助けるだけでなく、死者がわたしたちのために執り成すのを有効に(effective)することができるのです。」(『カトリック教会のカテキズム』958)
亡くなった人は、必要な清めを受けた後、神様のもと(=天)に行き、神様のそばにいます。もちろん裁きと救いは神様の領域ですから、人間が勝手に決めることはできないのですが、でもわたしたちは、親しかった人が、いつくしみ深い神の御手に包まれ、そこで救いによっていると信頼し、確信するのも当然なことです。
わたしたちは死者を思い起こして祈るとき、そういう死者とのつながりを深く感じることが出来ます。これが「effective=効果的」ということではないでしょうか。
2020年10月
三笠幼稚園宗教主事
(フィリポ)チェ ウォンテ神父より